五 議案第五十六号
工事請負契約の締結について
六 議案第五十七号
工事請負契約の締結について
七 議案第五十八号
工事請負契約の締結について
八 議案第五十九号 動産の買入れについて
九 議案第六十 号 平成二十九年度えびの市
一般会計予算の補正(第四号)につ
いて
出 席 議 員(十五名)
一番 竹 中 雪 宏 君 一〇番 本 石 長 永 君
二番 遠目塚 文 美 君 一一番 西 原 義 文 君
三番 山 元 豪 君 一二番 西 原 政 文 君
四番 小 東 和 文 君 一三番 蔵 園 晴 美 君
五番 田 口 正 英 君 一四番 宮 崎 和 宏 君
六番 井 上 義 人 君 一五番 栗 下 政 雄 君
七番 北 園 一 正 君
八番 上 原 康 雄 君
九番 池 田 孝 一 君
欠 席 議 員(なし)
議会事務局職員出席者
事務局長 坂 本 和 彦 君
議事運営係 杉 村 勇 祐 君
事務局次長 外 村 幸 一 君
議事運営係長 鶴 田 淳一郎 君
地方自治法第一二一条による説明のための出席を求められた者
市長 村 岡 隆 明 君
財産管理課長 築 地 厚志郎 君
副市長 杉 元 真 一 君 基地・
防災対策課長 黒 木 良 二 君
教育長 萩 原 和 範 君
建設課長 森 隆 秀 君
総務課長 宮 浦 浩 二 君
畜産農政課長 米 倉 健 一 君
企画課長 谷 元 靖 彦 君
健康保険課長 大木場 操 君
財政課長 山 口 忍 君
学校給食センター所長 下牟田 一 仁 君
開会 午前 十時 〇分
○議長(
竹中雪宏君) おはようございます。
ただいまから、平成二十九年八月えびの
市議会臨時会を開会いたします。
ただいまの
出席議員は全員であります。
よって、直ちに本日の会議を開きます。
本日の会議は議席に配付いたしております議事日程第一号によって進めます。
この際、諸般の報告をいたします。
監査委員から、平成二十九年六月三十日付え監発第四十九号、平成二十九年六月三十日付え監発第五十号及び平成二十九年七月三十一日付え監発第六十号をもって
例月現金出納検査結果報告書が提出されましたので、閉会中、各議員に配付いたしておきましたから御了承願います。
これより、本日の日程に入ります。
日程第一、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第八十五条の規定により、議長において二番
遠目塚文美議員、八番
上原康雄議員及び九番
池田孝一議員の三名を指名いたします。
日程第二、会期の決定を議題といたします。
今期臨時会の日程は、本日一日間とする旨、
議会運営委員長から報告がありました。
お諮りいたします。
議会運営委員長から報告のとおり、
今期臨時会の会期は、一日間とすることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
竹中雪宏君) 御異議なしと認めます。よって、
今期臨時会の会期は、
議会運営委員長から報告のとおり、本日一日間とすることに決定いたしました。
日程第三、報告第七号専決処分した
損害賠償の額の決定について、日程第四、議案第五十五
号損害賠償の額を定め、和解することについて、日程第五、議案第五十六
号工事請負契約の締結について、日程第六、議案第五十七
号工事請負契約の締結について、日程第七、議案第五十八
号工事請負契約の締結について、日程第八、議案第五十九号動産の買入れについて、日程第九、議案第六十号平成二十九年度えびの市
一般会計予算の補正(第四号)について、以上一括議題といたします。
市長に
提案理由の説明を求めます。村岡市長。
○市長(
村岡隆明君) おはようございます。本日の八
月臨時会に提案いたします議案等について、
提案理由を説明させていただきます。
報告第七号専決処分した
損害賠償の額の決定について御説明申し上げます。
平成二十九年四月九日、日曜日、午前十一時〇〇分ごろ、
市道みやま霧島線で発生した舗装のくぼみによる物損事故について、市側の
過失割合六〇%、相手側の
過失割合四〇%の判定で示談が成立し、
損害賠償額が決定しましたので、
地方自治法第百八十条第一項の規定により専決処分しました。よって、同条第二項の規定により報告するものであります。
議案第五十五
号損害賠償の額を定め、和解することについて御説明申し上げます。
宮崎地方裁判所、平成二十八年(ワ)第百三十三
号損害賠償請求事件に関し、同裁判所の和解勧告に従い
損害賠償の額を定め和解したいので、
地方自治法第九十六条第一項、第十二号及び第十三号の規定により、議会の議決を求めるものであります。
なお、本
損害賠償額については、
全国市有物件災害共済会より相手方へ全額支払われるものであります。
議案第五十六
号工事請負契約の締結について御説明申し上げます。
(仮称)えびの市
防災食育センター建設工事建築工事の
工事請負契約を締結するに当たり、えびの市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第二条の規定により、議会の議決を求めるものであります。
議案第五十七
号工事請負契約の締結について御説明申し上げます。
(仮称)えびの市
防災食育センター建設工事電気設備工事の
工事請負契約を締結するに当たり、えびの市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第二条の規定により、議会の議決を求めるものであります。
議案第五十八
号工事請負契約の締結について御説明申し上げます。
(仮称)えびの市
防災食育センター建設工事機械設備工事の
工事請負契約を締結するに当たり、えびの市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第二条の規定により、議会の議決を求めるものであります。
議案第五十九号動産の買入れについて御説明申し上げます。
(仮称)えびの市
防災食育センターの
厨房機器等を買い入れることについて、えびの市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第三条の規定により、議会の議決を求めるものであります。
議案第六十号平成二十九年度えびの市
一般会計予算の補正(第四号)について御説明申し上げます。
平成二十九年度えびの市
一般会計予算の補正につきましては、
歳入歳出それぞれ四百六十七万三千円を追加し、補正後の
予算総額は
歳入歳出それぞれ一百三十九億八千八百二十四万四千円となります。
今回の補正のうち歳出としましては、衛生費では、
市内産婦人科における
分娩受入れの取り止めに対応するための
出産支援に伴う経費の計上、
農林水産業費では、第十一回
全国和牛能力共進会への
市内畜産農家出品に対する支援に伴う経費の計上であります。歳入としましては、歳出にかかる財源として繰入金を増額するものであります。
以上、御提案申し上げましたが、何とぞ御賛同賜りますようお願いいたします。
○議長(
竹中雪宏君) 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
質疑通告のため、そのまま休憩いたします。
休憩 午前 十時 十分
開議 午前 十時 十四分
○議長(
竹中雪宏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑の通告がありますので、順次発言を許します。
まず、二番
遠目塚文美議員の発言を許します。
遠目塚議員。
○二番(
遠目塚文美君) おはようございます。質疑をさせていただきます。
通告をしておりますのは、議案第六十号平成二十九年度えびの市
一般会計予算の補正(第四号)についてです。この中の
妊婦健康診査等事業についてお尋ねをしたいと思います。
まずもって、西諸圏内に分娩ができる医院がなくなり、今月から、少なくとも妊婦さん方がえびの市以外、西諸以外の
産婦人科で全ての妊婦さんが出産を行っていらっしゃる現状になっております。それを受けまして、六月定例会の中でも一般質問で質問させていただきました件に、このように迅速にかつ前向きに検討、御提案いただきましたことに、まずもって敬意を表したいと存じます。
順番に質問させていただきます。
まず初めに、
母子保健相談支援員報酬一百二万円が計上されておりますが、詳細を見ますと、助産師を確保し、市内在住の妊産婦に対するきめ細やかな
個別訪問や
相談業務等の対応を行うことで妊産婦の不安の解消を図るものということになっております。
まずは、この助産師は何名確保、雇用される予定になっているのかお尋ねいたします。
○
健康保険課長(大木場操君) 人数は一名でございます。
○二番(
遠目塚文美君) それでは、現在、えびの市が行っております事業等で活動していただいている助産師の数というのは、今何人いらっしゃるんでしょうか。
○
健康保険課長(大木場操君) 現在、保健師が七名おりますが、その中に助産師の免許を取得している者もいるわけですが、助産師の業務は現在のところは行っておりません。
○二番(
遠目塚文美君) では、少し詳細についてお尋ねしたいと思います。きめ細やかなというのは、具体的にどのような対応をなさるんでしょうか。
○
健康保険課長(大木場操君) 現在行っている業務の中には当然妊産婦の
個別訪問もございますが、現在回っているのは、問題のある方のみ
個別訪問を行っているという状況でございます。今後は全ての妊産婦の家庭を訪問して、きめ細やかな
相談業務に乗るというようなことでございます。
○二番(
遠目塚文美君) 先だって、ある助産師さんとお話をする機会がありまして、その助産師さんから、えびの市は大変前向きな取り組みをされているという称賛をされたところでございました。今回のこの事業によって、よりまた前進した細やかな
サービスがなされるということは、私たち女性にとってもそうですが、男性、お父さん、また御両親にとりましても大変心強いのではないかなと思っております。
さて、大事なのは訪問した後だと思っております。訪問、相談を受けた後の対応については、どのような連携を図っていかれるのでしょうか。
○
健康保険課長(大木場操君) おっしゃるとおり、事後のいろいろな
サービスが重要になってくると思っております。まず、助産師が家庭を訪問いたしまして、問題があった場合には持ち帰って、保健師を含む専門職の職員と協議をしながら問題解決に結びつけていくというようなことを考えております。
○二番(
遠目塚文美君)
訪問相談を受けた後の対応については、やはりケアを必要とする妊産婦の方も出てこられるかと思います。そうなったときに、やはり目の前に出てくる課題が、金銭面の課題が出てくることもあるかと思います。そういった意味では、産前産後ケアを受けやすくするための環境整備や助成を検討すべきではないかと感じますが、市長、どのようにお考えでしょうか。
○市長(
村岡隆明君) 全体的な妊娠出産に関する負担軽減ということは、もちろん考えていかなくてはいけないと思っておりますが、今回の提案につきましては、市内で分娩ができなくなったことに対する負担を少しでも軽減したいと、医師での対応も今後もされるという話ではありますけれども、やはり経験のある助産師が、産前から産後まで、いろいろ鬱状態になられる方もいらっしゃるというお話ですので、そういった対応をしっかり進めていく中で、財政的な支援がどうしても必要だというようなことがあればまた対応していきたいと、この助産師さんが、全ての妊産婦さんを回られることで、そういった情報収集もできるんじゃないかと期待しているところでございます。
○二番(
遠目塚文美君)
小林市議会には、産前産後ケアに関して要望書が先だって提出されているとお伺いをしております。仮に小林市が取り組んだとしても、この件に関しては、えびの市単独としても取り組むべき事業になってくるかと今後は考えております。いま一度、産前産後ケアについて市長のお考えをお願いいたします。
○市長(
村岡隆明君) もう一点、
交通費相当額の支給も今回提案をさせていただいておりますが、これもえびの市のほうで起案をさせていただいて、西諸全体で足並みをそろえましょうということで、小林市も高原町も取り入れていただきましたので、西諸全体で足並みをそろえながら、特にえびの市の鑑みないといけない部分に関しては、もちろんえびの市独自の政策も必要だとは思っておりますが、できればそういった連携をとりながら、この地域全体の
産科医療、今分娩もできないわけでありますし、イメージもダウンしている状況でありますので、なるたけ行政のほうでサポートできると、そういった政策を打っていきたいと思っております。
○二番(
遠目塚文美君) こういったケアを充実させることで、助産師の確保となると雇用の確保にもつながってくるかと思っております。ぜひ今後とも前向きに御検討いただきますように切に願っております。
次に、同じく同項の
出産支援助成金三百万円が計上されております。詳細を見ますと、妊婦健診等への交通費及び出産時の
タクシー代相当額を助成するものとございますが、まず、一人当たり二万円となった根拠、
積算根拠を教えていただきたいと思います。
○
健康保険課長(大木場操君) 二万円となった根拠でございますが、まず、交通費といたしまして、市で規定をしております一キロ当たり三十七円というのを採用させていただきまして、人吉までの、一番近い
産婦人科が人吉ということで、人吉をその対象地として計算をしたところでございます。往復で六十キロということで、それの五回分で一万一千一百円なんですが、ここを一万二千円とさせていただきました。この五回の根拠につきましては、出産まで四十週あるわけですが、その三十六週から三十九週まで、ここは一番出産する病院にかかるのが望ましい週ということで、その四回分と、一回分は出産後一カ月検診の一回分を見させていただきまして、その合計の五回ということでございます。
それと、あと一回は、出産時にもし交通の手段がなかった場合にタクシーを使うということを想定いたしまして、その相当額の費用七千五百円と五百円の
高速道路代を見ました。合計の八千円ということで、一万二千円とあわせまして二万円ということでございます。
○二番(
遠目塚文美君) まさにこの後、今の御答弁の内容でなければ、質疑、少し意見をさせていただこうと思っていたことでした。細やかに積算をいただいたことには敬意を表します。
では、この二万円の支給というのは、どの時期に、どのような形で支給されるものかお尋ねいたします。
○
健康保険課長(大木場操君) 時期につきましては、妊娠から二十二週経過した時点で申請をしていただくということでございます。その後、審査をして速やかに交付ということを考えております。
○二番(
遠目塚文美君) もしかすると、質疑から少し離れるかもしれませんが、関連するのでお尋ねしたいんですが、今、
医師確保に向けても必死に取り組んでいらっしゃいますが、医師一人を雇用するとどれくらいの費用、報酬等を含めるとかかるものかお尋ねをさせていただきたいですが、即答いただけますでしょうか。
○
健康保険課長(大木場操君) 申しわけございません。今ちょっと資料を持ち合わせておりませんので、調べてまた回答いたします。
○二番(
遠目塚文美君) 通告制ではありませんので、いじわるな質問かとは思いましたが、なぜお尋ねしたかといいますと、
積算根拠はお尋ねし納得はしているものの、
医師確保ができない結果、今のこの現状を招いているという責任がございます。医師一人当たり雇用した総額を考えますと、三百万円ではないかと思います。二万円相当で
交通費等は賄えるかもしれませんが、妊娠することに希望を持ち、安心して出産し、育児を行うことにつながるような施策に、今後さらに前向きに考える必要がある事業となってくるかと思います。市長にお尋ねをいたします。
○市長(
村岡隆明君) 当然、これは市内に
産婦人科が開業していただければ、西諸地域に
産婦人科医が開業していただければ一番望ましい部分でございます。なかなか時間がかかるということで、とりあえずの対策としてこういった策を提案させていただいておりますので、当然、医師がこの地域にいるということを最優先して、今後も取り組んでいきたいと思っております。
○二番(
遠目塚文美君) 市長の答弁の中にもありましたように、
医師確保というのはそう簡単にできるものでもございません。すぐに出産可能な西諸圏内に戻るということも、まだ前途多難な課題が残っているとも周知しております。だからこそ、今のうちに手を打たなければ、どんどんと若い世代が外に逃げていきます。実際に、
定住移住促進で県外にてブースを構え、そこに来られた方が、西諸圏内に出産をすることができる病院がないという
ニュース報道を見た後に、ブースに立ち寄る若い世代の方がぐんと少なくなったという言葉も聞いております。
言葉が行き過ぎるかもしれませんが、その場しのぎの対策ではなく、今打たなければならない大きな一手だと私は思っております。二市一町西諸で協議をし、足並みを揃えて二万円という事業を構築されているという答弁は、その前の
助産師確保の件の中でも市長から答弁がありましたが、だからこそ、しっかりとした前向きな、もっと手厚い事業にすべきだったのではないかなと思っております。今のこの現状を招いたのは、全ての責任、行政だけでもなく、そのことは、市民の皆様もわかっていらっしゃることではありますが、今二万円という支給額で、高い、安いという議論をするのはいかがかなとは思いますが、二万円相当ということが、今の妊産婦の方にとって、今後妊娠を考える方にとって、どのようなお考えにつながっていくのかなという不明確な私は気持ちを持っております。今一度足並みを揃えるという意味でも、今後若い世代、出産可能な世代の皆さんがこのまちにとどまっていただくためにも、市長としてどのようなお考えかお尋ねをいたします。
○市長(
村岡隆明君) 当然、先ほども答弁いたしましたとおり、
医療サービスが身近で提供ができるということが、一番望んでいらっしゃることだと思います。当然、妊娠、出産となりますと、二十四時間、三百六十五日対応することを考えますと、やはりなるべく近くに、安心して産める
産婦人科医が再開できるということに全力を傾注していきたいと思っておりますし、この
交通費相当額の支給につきましても、当然これで解決できる問題とは思っておりませんので、一番なるたけ早く打開策をということで提案をさせていただきました。これまでの答弁と重なりますが、そういった分娩環境を近くでつくるということに、また全力で頑張っていきたいと思っております。
○二番(
遠目塚文美君) 分娩可能な地域に戻す、
医師確保、
助産師確保、最優先だとは思いますが、それと同じく、もしできないときには、今実際にできない環境になっているのですから、できない環境も同時並行、同じぐらいに重要視をして進めていくべきだと思っております。もちろん身近な場所で妊娠、出産、育児が可能な病院というのをつくる、
医師確保をしていくというのは最優先だとは思いますが、言いたいところはそこだけでなく、同じぐらいの気持ちを持って、無いという現状をもう一度しっかりと考えていただきたい。無いからこその手だてということも、しっかりと最優先として考えていただきたい、その気持ちでございます。
以上で私の質疑は終わらせていただきます。
○議長(
竹中雪宏君) 次に、十四番
宮崎和宏議員の発言を許します。
宮崎議員。
○十四番(
宮崎和宏君) 続きまして、私のわからないところを質疑をさせていただきたいと思います。
まず、議案第五十五号ですね。
交通賠償の
請求事件というところの説明が書いてありますけれども、この事件の概要を見たときに、平成二十六年十一月に発生した事故ですね。これは何か、これを見た中では、今回、去年の十一月に
宮崎地方裁判所に
損害賠償を請求する訴えられた。この中身の一連の流れについて、これまで平成二十六年から平成二十八年まで大体二年間ぐらいたっておりますけれども、その間のいきさつについて、流れについてちょっとお聞かせいただきたいと思います。
○基地・
防災対策課長(黒木良二君) 平成二十六年十一月十四日、午後六時十五分ごろ、えびの市西郷九四八番地先、国道において
消防団員運転の
消防車両による
交通事故が発生しております。
被害者の方におかれましては、
右棘上筋肩部分断裂と診断されまして、平成二十六年十一月十五日から、平成二十七年四月三十日まで
市内医療機関に通院されております。平成二十七年四月三十日に、通院先の市内の
医療機関から病状固定との診断を受けられまして、被害者が訴えられる右肩の痛み、あと右肩の挙上、持ち上げることができない、困難になっているということと、あと、右頸部の首のこわばりなどの症状について、平成二十七年六月に、
自動車損害賠償責任保険の
後遺障害等級認定を申請されましたけれども、
自賠責保険における後遺障害に該当しないと判断されております。
被害者の方におかれましては、その判断を不服とし、平成二十七年九月、
自動車損害賠償責任保険に異議を申し立てられましたけれども、結論は変わりませんでした。
被害者が訴える症状が、平成二十六年十一月十四日に発生した今回の
消防車両との事故によるものとして、平成二十八年十一月十一日付で、
消防車両運転手及びえびの市を被告として
宮崎地方裁判所へ提訴され、訴状については、平成二十八年十一月十六日付で裁判所より送付され、平成二十八年十一月十八日付で総務課で受領しております。
その後、平成二十八年十二月二十日、平成二十九年五月九日、平成二十九年六月二十日の三回にわたり、
宮崎地方裁判所都城支部で
口頭弁論が行われましたが、第三回の
口頭弁論において、裁判官より和解についての勧告があり、被害者及び市が
和解条項案の内容確認を行い、了承したため、今回の八月の
定例議会で提案させていただいたところでございます。
○十四番(
宮崎和宏君) 今話を聞きますと、かなりの損害、重症ということで、二年間ぐらい通院されておられたというようなこと等でもあります。しかし、その間に裁判所に提訴する前に、えびの市としては、本人に対しての
示談交渉等は全然されていなかったわけでしょうかね。
○
財産管理課長(築地厚志郎君) 保険の窓口としましての財産管理課として御答弁させていただきます。
報告を受けている中では、今お尋ねのとおり、本人さんと保険会社のほうで、何度となく和解交渉を進められて、一時期はもうそろそろ和解が成立しますというところまで来たという報告も一時期は受けたところでございますが、内容が変更になって、訴訟になったということでございます。
○十四番(
宮崎和宏君) 保険会社が、ほとんど本人に対しての交渉等はするんだろうと思いますけれども、この前に、二年間、この間に裁判所に訴訟する前に、何らかの形はとれたはずと私は思うわけですけれども、そしたら聞きますが、本人の当事者の請求、賠償の請求額というのはどれぐらいの、最初は話が来たんだろうかなと思うわけですが、その額によって折り合いがつかなかったから、裁判所のほうに提訴されたんじゃないかなと思うわけですけれども、当初の本人からの賠償額というのは、大体どれぐらいの額を請求されたわけですか。
○
財産管理課長(築地厚志郎君) 交渉の途中でございましたので、明確な数字につきましては、うちのほうに報告がございませんが、内容的には一応自賠責のほうに後遺障害の認定を求めたが、却下され、不服申し立てをしても結論が変わらなかったので、任意保険であるえびの市のほうに裁判を起こされたという経緯であると報告を受けております。
○十四番(
宮崎和宏君) それでは、詳しいことはなかなか保険の内容等についてはわからないだろうと思いますけれども、それでは、その額の一百七十二万四千三百三十円というのは、どのような根拠でこのような数字が出たんでしょうか。
○基地・
防災対策課長(黒木良二君) 内容について御説明申し上げます。
治療費四十二万三千七百九十円、あと事故証明書費用五百四十円、あと通院交通費及び慰謝料一百三十万円の支払いが提示されております。よって
損害賠償額につきましては、合計で一百七十二万四千三百三十円となっております。
○十四番(
宮崎和宏君) これについて、やっぱり
交通事故、職員の
交通事故というのは、かなり年間には出ておるようであります。これからも、やっぱり
交通事故等については気をつけて指導していただきたいと思っております。この件についてはこれで一応終わります。
続きまして、今回の
防災食育センターの一連の工事関係ありますよね。相当な額の数字が発注されておるようであります。ここでちょっと聞きますが、私が大体第五十七号、第五十八号と一応出しておりますが、一連の中で、その中で今回の
防災食育センターを設計、発注するに当たって、前聞いたことがあるんですけれども、今回は福岡県行橋市の
防災食育センターを何とかモデルにしたということと聞いたんですが、これに間違いないでしょうか。
○基地・
防災対策課長(黒木良二君) 全国に
防災食育センターを建設しているところが何カ所かございますけれども、一応そこを参考にさせていただいております。
○十四番(
宮崎和宏君) 私が聞いたのは、福岡県の行橋市学校給食センター、間違いないようであります。その中で一つ聞きますが、この工事はどこの、何号に入るか少しわかりませんけれども、この排水処理、産業廃棄物処理施設についての中身についてお聞かせいただきたいと思うんですが、今回は、この設計書、私も詳しくわかりませんが、どのような形で汚水の排水処理が、どのような形で今度は設計されてるのかお聞かせください。
○
財産管理課長(築地厚志郎君)
防災食育センターの機能の一つとして大量な調理を行うと、その下処理、あるいは家庭においての汚水等が出てくると、これにつきましては、通常でありますと、一般浄化槽、普通のトイレとかと一緒に合併処理浄化槽で処理するのが通常でございますが、今回特殊な施設ということで、トイレ等の合併浄化槽のほかに水処理のプラント、水処理施設を設置しまして、その処理槽の中で専属に処理していくという機能を持たせております。
○十四番(
宮崎和宏君) もちろん食に関する排水処理だから、しっかりした排水処理しないといけないと、それはわかっております。それでは、その排水の処理の方式等について少し聞いていきますが、資料いただいたものだから、これを見てちょっと聞きます。
それでは、その処理の仕方に対しまして、滅菌中和、固定路床とありますね、名前が。らしいんですね。それとエンバイロ式と、私もわかりませんけれども、それから膜処理、いろいろな処理の仕方があるようです。それについて、今回の
防災食育センターのその処理の方式というのはどのような、私が今言いました名前の、どのような方式の処理をされているのかお聞かせいただければと思います。
○基地・
防災対策課長(黒木良二君) 今現在、手元に資料等がございませんので、また調べてから御報告させていただきたいと思います。
○十四番(
宮崎和宏君) これはですね、今日しかありませんので、だから聞きたかったんですよ。これはどのような形でしたかと、どうでもいいんですけれども、しかしですね、今回の先ほど行橋市の学校給食センターは、エンバイロ方式というのを使っていらっしゃるんですね。今回は、えびの市はこの方式じゃないと思うんですよ、たしか。これはどういう意味かなと、これについてどうですかね、その方式はこのエンバイロ方式であるのか、ないのか。
○基地・
防災対策課長(黒木良二君) そこも含めて、後でまた御報告をさせていただきたいと思いますが。
○十四番(
宮崎和宏君) 今担当課のほうで、中身については詳しくまだ資料がないと、後で報告するというようなことであります。
そこで先程から言っておりますけども、私もいただいた資料の中で、全国の給食センターというのはほとんどがこのエンバイロ方式というのを使っているんですね。ここにありますが、近ごろでは行橋市もそのエンバイロ方式、それから石垣市の学校給食、それから大牟田市の学校給食センター、ほとんどの給食センターはこの方式、エンバイロ方式というのを処理に使っているみたいなんだけれども、私が聞いた中では、これがほとんどこの処理の方式、ここだけしか、今回のえびの市だけが違っている処理方式をとっていると話を聞きました。これはもう一応発注だから、これもう別に何も言いませんけれども、この中身をちょっと聞きたかったわけでありますので、わかったらまた後で聞かせていただきます。
続きまして、一番最後の第五十九号動産の買入れと予算が二億三千三百何万円ですね。かなりの額のこれは備品だから、給食のための備品だからわかるんですけれども、ここに対して、裏にいろいろな名前が相当書いてありますけれども、これまで学校給食センター、今使っていますよね。それからもう毎年新しい機械を導入して、まだ使える機械もかなりあったと思うんですけれども、この中身についてはどうなんですかね。これは全部更新するこの動産の買い入れ、厨房機器の買い入れになっていくんですか。全部入れかえるんですかね。
○学校給食センター所長(下牟田一仁君) 備品類の
厨房機器等につきましては、補助対象となる大型機械につきましては、平成七年度から平成十年度にかけまして、給食センターのほうは大幅な改修等を行いましたけれども、それに伴いまして改修更新をしたんですけれども、約二十年も経過しておりまして、老朽化と補修部品等の調達も困難であるということを考えまして、防衛省の補助で大型機器等の新しい機器を導入する計画でございます。
○十四番(
宮崎和宏君) それでは、今まで使っている厨房機器は全部入れ替えるということですかね。
○学校給食センター所長(下牟田一仁君) 大型機械につきましては、ほとんど二十年ということで耐用年数等も過ぎておりまして、一応購入という、新しいものを購入させていただきたいという計画で進めております。ただ、非常用の備蓄用のプレハブ用冷凍庫といたしましては、移設をいたしまして活用する計画でございます。
○十四番(
宮崎和宏君) それでは、まだ今から来年までかかるわけですから、まだ来年までは今のやつを、今の給食センター全部厨房機器使わないといけないと思うんですけれども、今使えるわけですよね。使っているんですよ。しかし、これを今回全部入れかえるとなったときには、その使える機器等についてはそのまま処分するということですかね。
○学校給食センター所長(下牟田一仁君) 学校給食、衛生の管理基準等も平成二十七年度等から非常に厳しくなってきておりまして、それに対応する機器ということで、今大型機器のほうが、今使用している機器についてほとんど対応できないという状況でございますので、今回新しい機器を計画して購入していただきまして、そのほかの部分については処分いたしたいと考えております。
○十四番(
宮崎和宏君) これで私の質疑を終わります。どうもありがとうございました。
○議長(
竹中雪宏君) 基地・
防災対策課長より発言の訂正がございますのでこれを許可いたします。
○基地・
防災対策課長(黒木良二君) 発言の訂正のほうをさせていただきたいと思いますが、先ほど
宮崎議員のほうから、議案第五十五
号損害賠償の額を定め、和解することについての質疑を受けましたけれども、その回答の中で、説明の最後の部分なんですが「今回の八月の
定例議会で提案させていただいたものであります」という表現を使いましたけれども「今回の八月臨時議会」ということで、文言の訂正のほうをよろしくお願いしたいと思います。
○議長(
竹中雪宏君) 次に、十二番西原政文議員の発言を許します。西原議員。
○十二番(西原政文君) 今それぞれの議案について、
遠目塚議員、
宮崎議員から質疑がありましたので、重複しないところでお尋ねをいたしたいと思います。
なお、まず、第五十六号、第五十七号、第五十八号についてこの
工事請負契約の締結についてお尋ねをいたしますが、これまで一定規模の入札、発注については、やっぱりJVや、また共同企業体での発注をすべきだということで今回は出され、非常にいいことだなと思います。やっぱり一社に一括発注するのではなく、分離発注、分割発注をすべきでありますので、非常にこれはいいことだなと思ってますので、その点をまず踏まえた上でお尋ねいたしますが、今回もう入札が済んで、議会の承認を求めるところまで進んできたということなんですが、この今回、第五十六号、第五十七号、第五十八号についての共同企業体での組み方、まず、第五十六号で言うなら山本、C川、山之口さん、そして第五十七号で言うなら九南、松下、福重さん、第五十八号で言うなら九電工、福元、築さんという形で提案がされてるんですが、このJVの入札指名の組み方、これはどこが主導されてこのような三社の共同企業体としたものかお聞かせください。
○副市長(杉元真一君) 入札審査会の会長でございますので、私のほうから御答弁をさせていただきます。
特定JVの結成につきましては、七月二十七日、市外業者及び入札参加資格者名簿に登載されている市内の全ての建設業者、電気工事業者、管工事業者を対象とした説明会を開催し、その後、自主的に結成された特定JVを指名したものでございます。
○十二番(西原政文君) 説明会を七月二十七日に行って、ということは、それぞれの企業が自主的に決めたということですか。確かに日常的につながりがあったり、お互いに下請け関係であったり、急場しのぎで応援をもらったりするところが特定企業JVを組むというのはあり得るんですが、このこれの主導ということは、いわゆる、とすると、これから考え、この状況から、結果から見たときに、第五十六号では山本さん、第五十七号では九南さん、第五十八号では九電工さんが主導してチームを組んだと聞こえたんですが、それでいいんですか。
○副市長(杉元真一君) あくまでも業者間の自主的な話し合いによる組み合わせでございますので、行政としてはこの組み合わせについては一切タッチはしておりません。
○十二番(西原政文君) そしたら、そこでもう一つお尋ねいたしますが、今回この入札に参加された共同企業体の数は幾つであったものか、それぞれに教えてください。
○
財政課長(山口 忍君) 建築工事におきましてはJVが二社でございます。電気設備におきましてもJV二社、あと、
防災食育センターの機械設備におきましても二社というところで、入札を行っております。
○十二番(西原政文君) 実際にそういったことを数が指名入札ですから、そんなには膨れないと思うんですが、これがどのようにやっぱり主導して、どのようにされるのか、運営がされるのかというのは、非常に重大な問題ですので、やっぱり今後も十分な目配りなども必要であるんですが、もう一つ、私がちょっと気にかかるのが、このそれぞれ建築については六億九千万円、電気設備には、端数を切って数字を述べますが、電気設備については一億六千万円、機械については三億七千万円という金額である。これがこういう事業において入札されるんですが、この金額の決め方は、これはこの建築設計事務所の、この金額は、入札額で若干変動したと思うんですが、もとの基礎になる金額というのは、どこが設計をしたものか、設計単価なのか教えてください。
○
財産管理課長(築地厚志郎君) 設計に関しましての技術協力をしております財産管理課のほうでお答えいたします。
基本的に、直接工事費までは設計事務所がえびの市の指導に基づいて官公物の単価、あるいは三社以上の見積もり等をとりまして単価を決めております。提出されたその直接工事費までの金額に対しまして、国土交通省で定めておる諸経費の算定方式を用いまして、諸経費につきましてはえびの市で算定をして、それに加味して消費税を加えて設計額としたところでございます。
○十二番(西原政文君) わかりました。
それでは、もう一つちょっと教えていただきたいんですが、それぞれにJVでの責任比率は、比率の割合は建築設備、機械においてどれだけあるものか、どのようになっているものか、教えてください。
○基地・
防災対策課長(黒木良二君) 構成比率について御説明申し上げます。
まず、建築工事につきましては、Aグループが八〇%、Bグループが一五%、Cグループが五%でございます。
続きまして、電気設備工事になりますが、Aグループが六〇%、Bグループが三八%、Cグループが二%となります。
続きまして、機械設備工事になりますが、Aグループが七八%、Bグループが二〇%、Cグループが二%でございます。
○十二番(西原政文君) この比率については、これはそれぞれのAグループ内で話し合いがなされたものか、これについては市の指導、また要請をしたものかお聞かせください。正確なところを教えてください。これについては。
○副市長(杉元真一君) 具体的な数字につきましては、ただいま基地・
防災対策課長が申し上げましたけれども、国の共同企業体運用基準というのがございまして、国交省が出しておりますけれども、通常、各構成の出資比率というのは、二社JVの場合は三〇%以上、三社JVの場合は二〇%以上という指針が示されておりますので、それに準じて今回判断したところでございます。
○十二番(西原政文君) ですから、その三〇%以上、二〇%以上のそれについての、今回、今先ほどありましたですね、建築については八〇%の一五%の五%等々言われました。これの比率のあり方については、どこが主導して決めたのか。また、えびの市としての共同企業体への指導はしたのかということをお尋ねしてるんです。ですから、正確にこれについては教えてくださいとお尋ねした次第です。正確に求めます。そういった経過があるかということです。
○議長(
竹中雪宏君) しばらく休憩いたします。
休憩 午前十一時 四分
開議 午前十一時 十五分
○議長(
竹中雪宏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
○十二番(西原政文君) 私が先ほどお尋ねしたことにまともに答えられなかったんですが、もう一つ、先にお尋ねしたいことがあります。今回のこの金額というのは、予定価格よりも何%で落札されたものか、パーセントを教えてください。
○
財政課長(山口 忍君) 建築工事におきましては、入札率が九七・九九%でございます。電気設備工事につきましては、入札率が九六・一一%、機械設備工事におきましては、九八・八三%でございます。
○基地・
防災対策課長(黒木良二君) 先ほど西原議員から御質問のありました出資比率の件でございますが、この件につきましては、七月二十六日に特定建設工事共同企業体における予備指名についての通知を各業者のほうに発送させていただいておりますが、その中で、各グループごとの業者数、あと、また比率について、出資比率について市が決めたものを示しております。
○十二番(西原政文君) 七月二十六日とおっしゃったですかね。予備指名、共同企業体JVに各グループに対して、この工事比率までJVでの比率まで指名したということなんですが、これは、とすると、これは共同企業体のほうから出たものではなくて、これは、えびの市がこのような、今、先ほど言われました八〇%の一五%、五%、六〇%の三八%の二%、七八%の二〇%、二%というのをえびの市が指定をしたということですか。今、そのように私は聞こえたんですが、それとは違いますか。
○副市長(杉元真一君) 誤解ないように御理解願いたいんですが、あくまでもこれは目安でございまして、これでしなさいというパーセントではございません。先ほど申しましたように、我々の場合は国土交通省が出しております指針がございますので、そのパーセントの範囲というのがございます。それらの状況を見ながら、その割合については状況に応じて判断しているところでございますので、あくまでも今回通知等で示した部分につきましては、あくまでも目安という形で御理解願いたいと思います。
○十二番(西原政文君) ですから、その目安は三〇%、二〇%で、今先ほど言われたのが、この今基地・
防災対策課長がおっしゃった数字になったと思うんですが、ですから、そこで、えびの市としてはどのようなJV比率について要請をしたのかということを聞きたいんですよね。そしたら今、基地・
防災対策課長は今数字述べられましたね。これが正解でしょう。正しいか正しくないかは、私の言ってることと違うかどうか、確認。
○副市長(杉元真一君) 何分、先ほど基地・
防災対策課長が申しましたパーセントが、そのまま縛られるものではないということ、職種によって違いますし、工事の金額によっても違いますので、そのあたりは先ほど答弁いたしましたように、それぞれの割合はその仕事の量の状況に応じて判断していただくということでお願いをしているところでございます。
○十二番(西原政文君) 私が何をお尋ねしたいかというと、見てください。ここの先ほど八〇%の、もう建築設備だけで言いますけれども、八〇%の一五%の五%という、そして落札率は九八%だという、これはもう本体工事は、これまでの過去の入札でも八〇%台あったんですよね、落札率が。これについて、こういう落札率に対して、JVという形はJVになってますけれども、比率について、市長、私はこの比率のあり方というのは、本当にJVの体をなしてるのか疑問に思ったわけです。
ですから、私は市の指導として、この出資比率、責任のあり方についてはどうなってるかということを聞いたんですが、これで本当に市内の業者などを入れたJVの比率、えびの市の業者を仕事量を増やすそういった意味のJV比率になっているか、その観点から見たときに、どうであるものかということをお尋ねを、最終的にはしたかったんです。おわかりいただけますか。ですから、これについては、えびの市としてはどのような指導をなされたかという、お尋ねしたかったのはそこだったんです。答弁を求めます。
○副市長(杉元真一君) これまでの議会におきましても、私どもの市長及び議会のほうからも、なるべく地元の業者に多く仕事を回せ、落ちるようにという御指導も御提言もございました。それを最大限に踏まえまして、今回のあくまでも目安といいますか、パーセント等を申し上げたんですが、元の金額が非常に大きゅうございますので、市内の業者におきましても、通常の単体で受ける金額以上の金額で受けられている形にはなるかというふうには理解しております。
多分単体ではとてもじゃない、出ないような金額で、同じベンチャーとはいえ、市内の業者は多分それなりの金額を落ちていくということで、最大限の配慮はしたつもりでございます。御理解を願いたいと思います。
○十二番(西原政文君) 元の金額が大きいから、では「最大の努力をした」とおっしゃいますけれども、えびの市の例えば頭に来てる、いわゆるトップにきてるJVのトップは八〇、六〇、七八なんですけれども、なんですよ。そしてえびの市の実際に作業するのは五%、二%、そしてその中間、ナンバー二は一五%、電気設備においては三八%、どうなのかなと思うんですが、この実際に作業をする二%、五%の二%、二%。これは最大の努力をしたとは私には見えないんですね。
市長、これは、今「最大の努力をした結果がこうだったんだ」と指名委員長はおっしゃいましたけれども、市長もその認識でいいですか。
○市長(
村岡隆明君) 最大の努力をしていただいてると思っております。
○十二番(西原政文君) 工事単価が大きいから工事差額が大きいとおっしゃいますけれども、いわゆるその分が本当にえびの市に反映したかどうかが問われてくるし、また今後、共同企業体を組めというのは地元企業を育成し、また、今後何かあったときには、本当に非常時などはそういったことができるようにということで、共同企業体なり、そういったことができるようにと言ってきたんですが、今指名委員長と市長も同様な見解を示されました。私はこれについては疑問に思いましたので、これについては今後また十分な市長は慎重に考えられ、検討されると思いますので、今後の入札に当たっては、実際には、市の意向というのはこういう九七%、九六%、九八%はちょっとびっくりしました。違うですね。でしたね。これについては、違うわ。これは落札率やったですね。
やっぱり共同企業体に対する出資比率についてのあり方については、今後もやっぱり十分な検討が必要だと思いましたので、これについては改善がされることを期待して、この件については終わりたいと思うんですが、私は今回のJVというのは、本当に共同企業体を組まれたことはいいんですが、形ばかりの、名ばかりの共同企業体であったと私は指摘をしておきたいと思います。
○議長(
竹中雪宏君) 西原議員、一般質問調になってますよ。
○十二番(西原政文君) 失礼いたしました。
そういった認識であったということを私は感じましたので、申し述べておきたいと思います。
最後に、先ほど議案の四号補正、一般会計四号補正、議案第六十号について、先ほど
遠目塚議員が本当に詳細にお尋ねになったんですが、この今回の補正というのは、えびの市内にあったお産もできる
産婦人科が一部お産について取りやめられたというか、このことによって、今回予算措置が西諸二市一町で話し合われた結果が、今日の宮日新聞にも、小林市も二万円の補助を出されたというの載ってましたけれども、それと同様な協議をなされて、これが補正が組まれていたと私も認識してるんですが、これで間違いないですか。
○市長(
村岡隆明君) そのとおりでございます。
○十二番(西原政文君) そこでですね、やっぱりこれまでの議会の中でも、それぞれのえびの市内の声の中にも、やっぱりえびの市内に
産婦人科を欲しいなという声を聞くわけですね。これについては、昨年の秋口から
産婦人科がお産が閉鎖になるという、中止になるという話を聞いていたものですから、ちょっと心配しておったんですが、これがいよいよ現実になって、今日なってしまってるんですが、市長としては、今回この予算措置をされたんですけれども、これで満足だとは思ってはおられないと思うんですけれども、今後どうあるべきと考えておられるものか、市長の、いよいよこういう予算化をされた後のお考えをお聞かせください。
○市長(
村岡隆明君) 西諸圏内に
産婦人科が開業できるということが、一番理想だと思っております。
○十二番(西原政文君) ちまたでは、京町の
産婦人科が非常に困っておられて、設備もあるのに、お医者さんも二人おられるのにお産ができないというのは大変だ。ですから、この小林市に協議するのはそれでやっていただいて、ぜひ、えびの市の
産婦人科へのお産、産科を再開させるべきじゃないかという声があるんですね。ですから、ここだったら鹿児島大学との協議をせよという議会からも意見がありました。それで、そういったそれについての検討は市長はされなかったものか、お聞かせください。